もしがくのキャスト一覧！菅田将暉ほか実力派俳優が集結

フジテレビ水曜22時枠のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』（通称：もしがく）が、2025年秋の注目作として話題を集めています。

主演は菅田将暉。個性あふれる登場人物と豪華なキャスト陣が、演劇の裏側と人間模様を濃密に描き出します。

本記事では、もしもこの世が舞台のキャスト情報を網羅的にご紹介。役柄の特徴やキャラクター同士の関係性もあわせて解説します。

もしもこの世が舞台の主要キャストを一挙紹介！

本作の主人公を演じるのは、日本を代表する俳優・菅田将暉さん。

さらに、二階堂ふみさん、神木隆之介さん、浜辺美波さんといった若手実力派俳優が脇を固めています。

この4人を中心に物語が展開され、渋谷の街を舞台に人間模様が交錯していきます。

久部三成（くべ・みつなり）／菅田将暉

演劇演出家を目指す熱血青年。どこか不器用で荒削りながらも、理想の舞台を追い求める情熱を持っています。

蜷川幸雄に憧れ、「本物のシェイクスピア劇を渋谷でやりたい」という想いを胸に、様々な人々との出会いの中で成長していきます。

菅田さんの持ち前の繊細さと爆発力が、久部の内面をリアルに表現するキーとなりそうです。

倖田リカ（こうだ・りか）／二階堂ふみ

WS劇場で踊る妖艶なダンサー。アーティスティックな空気をまとい、久部の創作意欲を刺激する存在でもあります。

時に優しく、時に冷たく、その振る舞いは謎めいており、ストーリーの中で彼女が果たす役割に注目が集まっています。

二階堂ふみさんの演技力によって、リカの持つ多面的な魅力がより深く描かれそうです。

蓬莱省吾（ほうらい・しょうご）／神木隆之介

新人放送作家であり、本作の“語り部”的ポジション。知的でどこか憎めない、独自の感性を持つ人物です。

ジャケットにネクタイという真面目な風貌ながら、モデルは三谷幸喜青年時代という設定がユニーク。

神木さんの柔らかい演技が、作品全体の空気感に安心感を与えてくれるでしょう。

江頭樹里（えがしら・じゅり）／浜辺美波

八分神社の巫女であり、神秘的な雰囲気を放つヒロイン的存在。

静かな語り口の中に、核心を突く言葉を投げかける知性と感性を持っています。

浜辺美波さんが演じることで、物語に幻想的かつ現実味ある要素が加わり、物語の奥行きが増しています。

WS劇場のキャストたちに注目

久部が演出家として活躍を目指す拠点、それが“WS劇場”。

ここでは、舞台裏を支える人々と、表舞台で輝くダンサーたちが、それぞれの想いを抱えて日々奮闘しています。

個性的なキャラクターたちの人間模様が交錯し、ドラマの魅力をさらに引き立てています。

パトラ鈴木／アン ミカ

WS劇場のダンサーであり、後輩たちを導く姉御的存在。

常に明るく、力強い言動で劇場を盛り上げるキャラクターであり、アン ミカさんのカリスマ性がそのまま反映されたような役柄です。

舞台裏での支え役として、物語に安心感とユーモアを添えています。

毛脛モネ（けずね・もね）／秋元才加 ＆ 朝雄（あさお）／佐藤大空

モネはシングルマザーとして生きる現実派のダンサー。

踊ることでしか自分を表現できないという情熱を持ち、劇場に対して深い愛情と覚悟を持っています。

一方、息子・朝雄は内に秘めたる芸術的センスを抱えた“原石”。

母子の繊細なやり取りは、本作のエモーショナルな側面を象徴しています。

ジェシー才賀（さいが）／シルビア・グラブ ＆ 乱士郎（らんしろう）／佳久創

WS劇場のオーナー・ジェシー才賀は、ゴージャスで威厳に満ちた女性。

しかし、赤字続きの劇場経営に頭を悩ませており、現実と理想の狭間で葛藤しています。

そんな彼女を支えるのが、秘書兼ドライバー兼愛人（？）という多役割を担う乱士郎。

2人の絶妙なやり取りは、物語にスパイスを加えるユニークなポイントです。

浅野大門（あさの・だいもん）／野添義弘 ＆ 浅野フレ／長野里美

劇場支配人・浅野大門は日々奮闘しながら現場を回す苦労人。

一方、妻のフレはやや情緒不安定な性格で、事務仕事をこなしてはいるがトラブルメーカーな一面も。

夫婦のちぐはぐな関係がコメディ的要素として描かれることが予想され、視聴者の笑いを誘います。

いざなぎダンカン／小池栄子

WS劇場の看板ダンサー。謎めいた存在であり、物語の冒頭から重要な役割を担うキーパーソンです。

彼女の登場によって、久部やリカの運命が大きく動き出すという構成になっており、本作の「開幕の鍵」を握る存在といえるでしょう。

小池栄子さんが演じることで、圧倒的な存在感と緊張感が舞台上に生まれます。

毛利里奈（もうり・りな）／福井夏

劇場のモギリ（チケット係）でありながら、派手な服装と自由奔放な言動で目立つ存在。

スナック菓子を食べながら働くという奔放なキャラ設定が、リアルな“昭和の劇場感”を醸し出しています。

脇役ながら独特の存在感を放ち、視聴者に印象を残すキャラクターとなりそうです。

渋谷の街を彩る個性豊かな登場人物

WS劇場を取り巻く渋谷の街には、ユニークで印象的な人物たちが登場します。

舞台人ではなくとも、彼らの存在が物語の世界観を広げ、作品にリアリティと深みを与えています。

彼らが交わす一言一言が、主人公・久部の人生に小さな変化をもたらしていくのです。

風呂須太郎（ふろす・たろう）／小林薫

ジャズ喫茶「テンペスト」のマスター。渋谷の街の変遷を見届けてきた、重厚な存在感を放つ人物です。

どこか哲学的で、久部にとっては父親のような、時には厳しい助言をくれる“語り手”のような役割を担っています。

小林薫さんの穏やかさと渋みが、風呂須の包容力を際立たせています。

仮歯（かりば）／ひょうろく

「テンペスト」の従業員で、気弱で神経質な青年。

声が小さく、なかなか人と打ち解けられないものの、実はとても繊細で誠実な心を持っています。

久部や他の登場人物たちと少しずつ関係を築いていく姿が、見る者の共感を呼びそうです。

ケントちゃん／松田慎也

スナック「ペログリーズ」のウェイター。言葉数は少ないながらも、周囲を冷静に観察し、必要なときにさりげない助けを提供します。

無口ながら人間味があり、“名脇役”的な味わい深さが感じられるキャラクターです。

演じる松田慎也さんの静かな演技が、松田の影のような存在感を強調しています。

江頭論平（えがしら・ろんぺい）／坂東彌十郎

八分神社の神主で、江頭樹里の父親。表向きは厳格な父親ですが、実はダンサーの追っかけという一面も持っています。

家庭では堅物、舞台では熱狂的ファンというギャップがコメディ要素として描かれています。

坂東彌十郎さんの威厳ある佇まいとコミカルな演技のバランスが、キャラクターの魅力を際立たせています。

うる爺（うるじい）／井上順

WS劇場の客引きであり、かつては漫談家として活躍していた人物。

冗談ばかりを言いながらも、その中には人生哲学のような深い真理が潜んでいることも。

井上順さんの軽妙なトークと哀愁漂う演技が、渋谷という街の懐の深さを象徴しています。

劇団「天上天下」と芸人コンビの人間模様

久部が所属する劇団「天上天下」は、理想と現実の狭間でもがく若き演劇人たちの集まりです。

また、渋谷のライブシーンを支えるお笑い芸人コンビ「コントオブキングス」も登場し、芸術とエンタメの境界が曖昧になる独特の世界観が描かれています。

対立と共存、刺激と成長といったテーマが、彼らの関係性に色濃く投影されています。

トンちゃん／富田望生

劇団「天上天下」の制作スタッフ。久部の良き理解者であり、彼の無茶ぶりに振り回されながらも、黙って支え続けています。

口数は少ないが、そのまなざしには深い情が宿っており、久部にとって唯一無二の存在。

富田望生さんの温かみのある演技が、観る者の心をじんわりと打つはずです。

黒崎（くろさき）／小澤雄太

劇団「天上天下」の主宰者。現実主義者で、芸術家気取りの久部とは常にぶつかり合う存在です。

二人の間には、創作に対する価値観の激しい衝突が描かれ、ドラマの中でも緊張感あるシーンを生み出します。

小澤雄太さんが演じることで、黒崎の冷静かつ苛烈な側面がリアルに浮かび上がります。

彗星フォルモン／西村瑞樹（バイきんぐ）

芸人コンビ「コントオブキングス」のボケ担当。周囲の意見には耳を貸さず、自分の笑いを信じて突き進む、いわゆる“我の強い”タイプです。

芸人としての才能はあるものの、周囲との摩擦も絶えません。

西村さんのリアルな芸人経験が、キャラクターに深みを与えてくれるでしょう。

王子はるお／大水洋介（ラバーガール）

フォルモンの相方で、知的で理性的な芸人。

礼儀正しく控えめな性格で、フォルモンとは正反対のキャラクターですが、だからこそ絶妙なコンビ感が生まれています。

大水さんの丁寧な演技によって、王子の“芸人としての誠実さ”が伝わってくるはずです。

舞台を支える静かな影の立役者たち

物語の中には、舞台に立つわけでも大きな台詞を語るわけでもない、しかし確かな存在感を放つ人物たちがいます。

彼らは主役を支え、物語を支え、観る者の心に静かに爪痕を残す立役者です。

一見地味ながら、本作の世界観に奥行きを与える彼らの魅力に注目しましょう。

おばば／菊地凛子

案内所にいる謎の女性。その言動には不思議な暗喩が多く含まれており、久部を混乱させたり導いたりと予測不可能な行動をとります。

彼女の発言にはどこか神話的な重みがあり、ストーリーの“メタ”構造を象徴する存在とも解釈できます。

菊地凛子さんのミステリアスな魅力が、このキャラクターに深みを与えています。

伴工作（ばん・こうさく）／野間口徹

WS劇場の舞台監督。口数は少ないながら、舞台の裏方としてすべてを把握し、静かに支える存在です。

彼の行動は一見地味ですが、重要な場面で“演出家・久部”を陰で導く存在として物語に欠かせない役割を果たします。

野間口徹さんならではの繊細な演技が、伴という人物の影の深さをじわじわと感じさせてくれます。

トニー安藤／市原隼人

WS劇場の用心棒。無口でこわもて、しかしその沈黙の奥には誰よりも深い忠誠心と情の深さが感じられます。

力ではなく、存在感で劇場を守る静かな盾のような存在です。

市原隼人さんの寡黙で筋の通った演技が、このキャラクターに芯の強さを与えています。

大瀬六郎（おおせ・ろくろう）／戸塚純貴

渋谷の交番に勤務する純情派の警察官。

劇場周辺の治安を守りながらも、演劇人たちのことをどこか応援しているような温かい視線を送っています。

理屈ではなく心で動く、誠実でまっすぐな青年像を、戸塚純貴さんが丁寧に演じています。

もしもこの世が舞台 キャスト・俳優陣を徹底紹介のまとめ

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、演劇というフィルターを通して人間の内面や社会の在り方を描き出す、奥深いドラマです。

主演の菅田将暉さんをはじめ、実力派から個性派まで多彩なキャストが集結しており、それぞれのキャラクターが作品世界を彩っています。

豪華俳優陣による繊細かつ情熱的な演技の応酬が、群像劇としての魅力を最大限に引き出していると言えるでしょう。

WS劇場を中心に展開されるこの物語は、演者たちの夢と現実、衝突と和解、表と裏のすべてが混ざり合う“舞台”そのもの。

登場人物の一人ひとりが物語を動かす歯車であり、観る者の心に残る存在です。

本記事でご紹介したキャストたちの人物像を踏まえてドラマを視聴すれば、より深く作品を楽しめるはずです。

この秋、ぜひ『もしがく』の世界に飛び込んでみてください。